【うつ病は甘え?】うつ病とうつ状態の違いをまとめてみました!

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うつ病は本当に辛いです。筆者も七年ほど前まで重度のうつ病でした。

私がうつを発症したのは恐らく思春期の辺りだったんだと思います。今から二十年程前ですが、恐らく、というのも当時の言葉に”うつ病”なんて言葉もなく、周りからは「いつまでも甘えてるな」「気合が足りない」「真っ当に生きなさい」など、典型的な言葉ばかり言われ、筆者自身も頭がどうにかなってしまったんだとパニックになり学校もほとんど行かなくなりました。

人それぞれ発症の原因、症状や環境は違うと思いますが、いくらもがき苦しんでも一人ではどうにもなりませんでした。

うつ病という言葉が知れ渡ってきているのもある意味悲しい、その反面同じ症状で悩んでいる人がいるという事は一人ではないと、少しだけでも安心出来るのではないでしょうか。

こんな筆者ですが、うつ病とうつ状態の違いをまとめていきます。

うつは症状が酷くなるにつれ、自分を責め続け次第に分厚い卵の殻を作り閉じこもってしまいます。

決して無理やり何かをするのはやめてください。一人ではうつは立ち向かえません。

よき理解者が必要です。

 

うつ病になりやすい人の特徴

まずうつになる時のイメージとして、心が器だとしたらそこにストレスという水がどんどん貯まりあふれてしまった時がうつ病になった時です。

 

まじめな性格の人は要注意

うつになりやすい人の特徴は、真面目で責任感の強く自分に厳しい人が多いのが特徴です。

他人から見ると明らかに無理をしているのに、自分自身では心の悲鳴にきづかないという事、それが一番危険で、わからないままストレスがたまり続け、突然糸が切れます。

危険信号(例えば夜なかなか眠れない、落ち着かない等)は出ていたはずなのにそれすらも気づかない事や、体がダルくてもそこに出ている症状を自分に対する甘えだとか根性が足りないなど、自分を責め、弱いせいだと思い頑張り続けてしまうのです。

 

うつ病の心と体の症状

うつ病は、脳の働きに何らかの問題起きた状態であると考えられています。

自分一人で解決出来ない為、治療と周りの協力が必要不可欠でなのです。

皆さんも、生きている中で嫌な事や悲しい事があると、気分が沈みやる気が無くなったりする事があると思いますが、うつ病は日常で感じる一時的な気分の落ち込みではありません。

言葉で表現出来ないほど辛い、沈んだ気分、または興味、喜びの消失がほぼ一日中ほぼ毎日、といったものが二週間以上続き、仕事や日常生活に支障をきたしてしまう。これがうつ病です。

筆者が発症した時、頭がおかしくなった事と、体が全く動かせなくなりこのまま私は死ぬんだろうか、でもこのまま安らかに死ねるのならこのままでいいや、と思いました。

意識も記憶もおぼろげになり、目の前で誰かが話していてもそれを理解出来ず、頭になにも入ってこないんです。記憶もすぐに無くなっていきます。

感覚としては、まるで体の自由を奪われ、すりガラスの中に閉じ込められたようでした。

そして抑うつ気分(気分が落ち込み、活動を嫌っている状況であり思考、行動、感情、幸福感に影響が出ていること)と焦燥感(焦っている、イライラする、落ち着かないこと)といった心と体の症状も同時に出ます。

この中でも焦燥感(しょうそうかん)が私の場合は特に辛かったです。この症状が出るようになってますます眠れなくなりずーっと、薬で落ち着くまで体を止めていることが出来なくなりました。

表現するなら魂をくすぐられている様な不快極まりない感覚でした。何言ってんの?って思われますが、これが私の中では一番近い表現です。

また病院でうつ病と診断されると、そこにばかりフォーカスされてしまいますが、他の精神障害が原因、もしくは同時に持っている事もあるため、良く主治医と話してみましょう。

筆者は、うつだけでなく他にも原因があり非常に苦しみました。今ある『自分の症状の原因』がわかるだけでも気持ちが楽になります。

 

心の症状

  • 抑うつ気分
  • 不安、焦り
  • 誰も知らない場所へ行きたい、消えたい、絶望感
  • 興味、喜びの消失
  • 意欲低下、億劫感
  • 自分を責める
  • 本や会話などの内容が頭に入らない、集中力、記憶力、意思決定に問題を起こす
  • 焦燥感
  • 短気、イライラ、原因不明の怒り

 

体の症状

  • 睡眠障害
  • 食欲減退、過食
  • 疲労感、倦怠感
  • 動機、息苦しさ、口が乾く
  • 気候に体調や気分が左右される

うつ病の対処法

上記でもお伝えしましたが、大前提で家族や周りの人の協力、そして良き理解者が必要です。

自分の気の進まない事、嫌な事から遠ざかるようにします。これは決して逃げるわけではありません。心も体も十分に休まなければもっと悪い方へ行ってしまうのです。

勉強も、仕事も、家事も自分の足かせになるものは、一旦置いておけば良いのです。

なのでまずは自分のやりたいと思う事、楽しい事、好きな事をやるようにして心を軽くするように、心がけます。そして徐々に物事に対しての意欲が湧いた時、少しずつ挑戦するといいですよ。

この時に無理をすると、また症状が悪化してしまうので注意してください。

また、患者さんと話をするときに共感してもらえると気持ちがとても楽になります。

 

うつ病の治療方法

やはり何かおかしいな?と思った時点で病院へ行く事が望ましいです。

環境を整える、十分な休息、薬による治療、そして必要であればカウンセリングの四つの方法で治療が行われます。

心と体を休ませるのは治療の第一歩、なので本人にとってのストレスを軽減できるように環境を整えましょう。

そして休養や環境調整などと合わせて薬の治療、人によって症状が違う為、医師に相談した上で適切な薬を処方してもらいます。うつ病の薬は即効性のあるものではない為、焦らず服薬を継続してください。

また、医師に相談もなく自己判断で薬の量を増やしたり、減らしたり中断するなどで副作用が起きる可能性もありますので、医師の指示は必ず守るようにしてください。

カウンセリングは患者さんの話を複数回にわたって聞いてもらいます。

今の気持ちや体の状態、生育歴や家族関係等の話をし、今後の方針を決めていく中で、どんなことが出来るかをきちんと話し合います。

もちろん聞いてほしい事があればゆっくり聞いてもらえます。今後をどのようにしていくかはケースにより異なる為、「認知行動療法」「自律訓練法」「イメージ法」といった技法もカウンセラーと話し合った上で決めていきます。

 

うつ病患者に対しての禁句や対応

うつを発症した時点で、「甘えている」「気の持ちよう」はまさに禁句ですが患者に対してこれをしてみたら?といった言葉も良くありません。例えば外に出て陽の光を浴びた方がいいよ。とかお風呂に入ったら?など、本人はよくわかっているのに言われてしまうと焦りが生まれ、やらなければ!でもできない….自分はなぜこんなにダメなんだ….と取り乱してしまう事もあります。

ではどの様に接したら良いのか?

  • うつ病患者へ例え応援する気持ちでも、頑張ってなどの励ます言葉も逆効果です。患者さんの話を良く、ゆっくり聞いて否定はしてはいけません。暖かく見守る事が大切です。
  • うつ病患者へ、考えや決断を求めてはいけません。
  • 無理に物事を勧める事はいけません。患者さんの必要な事は心身ともにゆっくり休む事です。
  • 極力生活する中での負担、掃除や家事などを減らし、出来る時に出来る事をさせてあげてください。周りの方は優しく見守る事が大切です。こういった事がうつ病の方にとってのリハビリになります。

うつ病の注意点

うつになった時に気を付けなければならない事がまだあります。それはアルコールと煙草です。

やめる必要は無いのですが、もしアルコール依存症の疑いがある。もしくは依存する可能性がみられる場合は事情が変わりますので、医師に相談しましょう。

筆者はうつが酷い状態の時依存症になりました。依存症も十分危険なのですが、アルコールが抜けた時がとてもキツかったです。

アルコールが体に入ると高揚した気分になるのですがそれはあくまでも錯覚で、アルコールが抜けた時に深い絶望感が襲ってきます。

煙草も一日中プカプカ吸っていると、余計体の動きが鈍くなります。意欲もそがれてしまう事もあります。

当時筆者の通っていた病院で相談したところ、何か自分の中で達成できた時の御褒美として吸うとニコチンの精神安定剤的な効果が得られて、良いかもしれないとの事だったので努力しましたが、本数を減らすのも中々大変です。急にやめる事は不可能なので徐々に、少しずつ量や回数を減らしていきましょう。

あと出来る時に、出来るだけ陽の光を浴びるようにしてください。紫外線から作られるビタミンⅮがとても良いそうです。

もう一つ注意点として、重度でないうつ病患者、治りかけのうつ病患者の方ですが、時として症状の重い患者の方との接触でまた深いうつの方に引っ張られてしまう事があります。調子が良くなってきたとはいえ、自分もうつだという事を忘れないでください。

 

うつ病とうつ状態の違い

うつ状態とは、抑うつ状態の事の様ですが、気分が落ち込み思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状態の事で、一見うつ病と同じ様にみえるのですが継続期間の違いと、また原因不明の症状であるそうです。

うつ病も色々な症状の総称の様で、厳密に言うとうつ病というものは無いそうです。そしてこういったものの原因は以下の病気などが引き起こしている可能性もあります。

  • 認知症の初期症状
  • 甲状腺機能低下症
  • 亢進症
  • 内分泌地疾患
  • アジソン病
  • ライム病
  • 多発性硬化症
  • 慢性痛
  • 脳梗塞後の機能回復
  • 糖尿病
  • 医薬品
  • 薬物乱用

等々、引き起こしてしまう原因は、これ以外にもまだたくさんあるようです。

ストレスが原因で引き起ってしまった事で言うなら、すんごい簡単に言うと

うつ状態とは、イエロー信号

うつ病とは、レッド信号

といったところでしょうか。

ストレスの多い社会、というのは事実です。

心が疲れてしまったと感じた時は、いったん重たいものを下ろしても、罰は当たらないのではないでしょうか。

自分を追い詰め、人の目を気にしていても自分は自分でしか守ってあげることは出来ないのです。

様々な症状や困り事を医師に伝えるためには

うつ病では色々と困り事が出てきますが、患者さん自身で自分の状態を把握するのは困難になります。なので診察の前に日々の困り事や症状だけでなく、気になる事や普段の生活状況、どうしてこうなつたのかなど、記録しておく事も大切です。医師の前で言葉が出なくなってしまっても、まとめた紙を医師に見せれば色々と質問してくれるのでそれに答えていくとスムーズに診察できます。

 

まとめ

うつ病は、なった人にしかわかりません。そして介助する側もまた同じです。

うつ病も辛いですが、介助する人も大変なのです。

うつというモンスターは、マイナス思考や、心の闇を餌にしています。なので自分の考え方を『変えていく』事こそ本当の治療なのかもしれません。

生きてさえいれば『道の選択肢はたくさんある』という事に気付く事も大切です。

過去や心の闇に囚われていると、モンスターは成長し続けいつまでもいなくなってはくれない。

これは一例ですが、参考になれば幸いです。

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